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これは産山村の

むかしむかしの話

産山村縁記

まだ世界が暗かった頃

阿蘇におり立った

神の名は

タケイワタツノミコト

神様は

鬼たちをこらしめた

みんな神さまに

ついてきた

神さまは阿蘇にかえると

湖の水を抜いて

土地をたがやした

草木は育ち

大地がゆたかに実り

神の子が産まれた

人々は喜び、

村はさかえ

神(山)がうまれた村を

「産山村」うぶやまむらと

名づけたという。

産湯につかわれた

湧水はいまも、

たえることなく

村のあらたな命を産み

育んでいる。