産山社子屋

農林業

私ども人間が生きるために欠かせない3つの要素と言えば衣、食、住。その全てに関わっている農林業。
地形や気候に大きな影響を受けるこの産業は、自然との関わりも深く、まさに人と自然とをつなぐ架け橋なのでございます。

火断ち棒とは、野焼きのときに、望まぬ方向に火が燃え広がらないよう、叩いて消火するための手作りの道具です。 その中で、産山の乙宮という集落に伝わるそれは、竹と蔓(かずら)で作る阿蘇地域の一般的なものとはまた違う独特なもので、木の枝と蔓で作る、誰にでも作れるかたちでありながら、自由奔放な自然素材を機能的かつ美しくまとめるための知恵が随所に詰まった、濃密な存在感を放つ民具なのです。 その作り方や知恵を乙宮の長老、廣明(ひろあき)さんに学びます。その文化を受け継ぐ1人になりませんか?

産山社子屋【農林業】

火断ち棒づくり

日時:2019年2月16日
場所:乙宮公民館
講師:井廣明さん

火断ち棒作りの日=山の神さんの日、天気予報が怪しくなってきてましたが、朝には雨は上がり、しかもビニールハウスの中はポカポカでした。
午前の材料取りは、あまりの急斜面に一同無言で蔓採集。→からの、午後は編み作業に入り手仕事に熱中、一同無言笑。
午後からは師匠のひろあきさんのお孫さんも加わり、なんと定員オーバーの10人にという、(無言だけど)にぎやかで暖かな催しとなりました。
最後はたまたま通りすがりの歌子さんも入れて記念撮影。
ありがとうございました。

井廣明さん
乙宮集落の長老の一人。
一生を通して農業と牧畜を営んでおられ、まだトラックで牧草を運べなかった頃の草泊まりの作り方や今回の野焼きの道具、火断ち棒など、廣明さんの上の世代の人が暮らしの中で手作りしていたものを受け継ぎ、精通されています。
この乙宮集落では今でも毎年野焼きの前に火断ち棒を作られています。
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