阿蘇やまなみリゾートホテル&
ゴルフ倶楽部の巻
村一番のゴルフ場。
シーズンは国際色豊かなリゾートに変身!
産山の丘陵に、ひときわ高いタワー型ビルがそびえ建つ。そう、ここは村一番のゴルフ場「阿蘇やまなみリゾートホテル&ゴルフ倶楽部」。 取材に訪れたのは寒風吹きすさぶ真冬の2月。週末には雪予報。 「今日あたり、誰もグリーンにはいないのでは?」と芝に足を進めれば、たくさんのゴルファーが! 聞けば、今日は月1回の村内コンペの日。多数の村人で賑わっていた。村内放送で、村中からゴルファーが集結。
改めて別の日に伺うと、またもや多数のプレイヤーが。なぜ、真冬にこんなに人が? 節電され、やや暗いロビーで、部長にストレートに質問すると、あっさりひと言。 「うちのゴルフ場は人にも地球にも優しいのです。だからオフシーズンは節電に努め、その分、破格の値段で、お客様には<セルフ>で楽しんでいただいています」とのこと。 えっ、阿蘇の名門コースが、そこまで断言していいのですか、とホームページを見ると、以下のような文面が! 「多少セルフサービスでもよいから、滞在費を抑えたい」「マナーを守ってゴルフコースで思い切り練習したい」 「インターナショナルな環境でも気にならない」「こんな方にはぴったりのゴルフ場です」。とても良心的なゴルフ場なのだ。
ちなみにオンシーズンは、こちらのゴルフ場、世界中からプレイヤーが押し寄せる人気リゾート施設に変身。 九州でも屈指のロケーションを楽しめるホテル&ゴルフ場として、年間1万人を越えるゴルファーに人気なのだ。 世界中から人を呼び込むことに成功したのは韓国人社長の手腕。日本人以上に日本が大好きな社長は、スタッフや村の人からも親しまれる人気者。 かくしてこのゴルフ場、1年を通じて多くの人から愛され、コースを賑わせているのである。
記者余談 :
海外のゴルファーと村のゴルファーがプレーを楽しむ国境を越えたゴルフ場へ。
こうした経営方針は、熊本のみならず国内ゴルフ場の先駆けモデルになる。きわめて合理的。
田舎のスタッフの温かさをPRしているのもおもしろい。一歩先を行くゴルフ場だと思いました。