自然科学といいますと物理学から始まって、化学や生物学、地球科学、果ては宇宙までと様々な分野に及ぶ学問でございまして。
なんだか小難しくてとっつきにくそうだなと思ってたんですが、自然を〝ともだち〟と捉えて接すると、意外とすんなり仲良くなれそうな気がするのです。
かつては毎年にぎわっていたが、人手不足や高齢化のためしばらく開催されてなかった、乙宮集落の夏祭りを復活させようという、集落の住民による企画「やまぶきの縁日」の中の1プログラムとして、社子屋でムササビの巣箱をつくる企画を催しました。
午前中は自由参加で竹を伐るところから始める流しそうめん。子どもたちが中心となって作られてましたが、竹樋の連結部分では地元の農家の方の手の器用さが炸裂し、一同全員で囲むに十分の長いそうめん流しコースが完成しました。
午後からムササビの巣箱作りの始まり。
戦後のスギ、ヒノキの過度な植林で住処がなくなり、住宅難のムササビのために巣箱をつくるというプログラムです。
子供達から大人まで、集落の子から遠方からおいでになった方まで、木材をノコギリで切ったり釘と金槌で組み立てたりの作業に熱中し、それぞれになんとか完成。
その後は「やまぶきの縁日」のメインイベントの神楽をたのしんだりと、かつての乙宮集落のにぎわいが戻ったような1日でした。