産山社子屋

歴史文化

産山の由来は、阿蘇を開いた健磐龍命(たていわたつのみこと)の御嫡孫生誕の地として、命(みこと)を山にたとえ、山が生まれた地ということで、「産山」になったと伝えられております。
古より今日まで伝わる農耕祭、神社や地名、書物からも窺えます通り、阿蘇はユニークな神話、歴史が盛りだくさんの土地でございます。

乙宮、小迫、笹鶴の方々が中心となって、「お山のうさぎ学校」という体験学習の場が生まれました。乙宮地区や産山の暮らしの文化や、美しい豊かな自然を、体験しながら遊び学ぶ場です。
9月15日に、社子屋も共催で、その初めてのプログラムが開催されました。

午前中は、竹を伐って割って、そうめん流しの仕掛けと竹の箸とそばちょこを作り、作った仕掛けや道具でお昼に流しそうめんと野草や乙宮の野菜の天ぷらを食べ、午後からは、草泊まり(表紙写真)を長老たちに教わりながら子供たち皆でつくりました。(草泊まりとは、車がまだ一般的ではなかった高度経済成長以前まで、牛の冬の牧草を確保するための草刈りを、外輪山の登り下りが大変だから、竹とススキで作った簡素な小屋をつくり、寝泊まりしながら行ったという、昔の暮らしの知恵の結晶です。)

子供たちも、竹を削り始めると一心不乱に没頭する子がいたり、そうめんを食べるのに飽き足らず、流す役目を買って出たり、大きな子が小さい子の面倒を看てたり、子供たちが一束ずつ置いていくカヤ(ススキ)でだんだんと姿を現す草泊まりの姿、最後屋根の束が載せられるときは、どよめきが起こりました。

子供もたのしく遊びながら没頭でき、昔の暮らしの知恵も伝わる、すてきなプログラムでした。

産山村 - 神様だってうまれちゃう!? 今日も何かが産まれている。
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