「社会科学」ってのは百科事典をひいてみますと、「社会における人間行動を科学的、体系的に研究する経験科学の総称」とあります。
要は政治学や法律学、経済学から始まって、教育学や歴史学、民族学なんかもひっくるめた研究のことだそうでございます。
まことに不勉強、無教養でお恥ずかしいのですが、正直言ってワタクシ、ピンときておりません。
親や大切な人とこの世のお別れするにあたり、それまでに、感謝、思い出、お別れにあたっての氣持ちなど、心ゆくまで想いを伝え合い、心を込めて送り出したいと、誰もが願うでしょう。
でも、まだ大丈夫と、何も言えず、何も聴けずにいるうちに、その日は突然やってきて、心残りのままお別れするというのも、よく聞く話です。
また、大切な人には、肯定感に満ちた生涯を送ってほしいもの。それは他ならぬ自分の人生への肯定感へもつながるはず。
そんな、お別れのときの心構えを、産山樹木葬の森を主催する真宗正信教会のご住職であり、本とお酒をこよなく愛するマーケッター・編集者・「癌サバイバー」など、多彩な顔をお持ちの、井周以知さんにお話していただきました。
周以知さんのお話と、聴きにきていただいた皆様のおかげで、大切だけど、普段なかなか触れることもないことを、共有できたし、交流も生まれるという、すてきな時間となりました。
個人的に心に残ったのは、「親の体に元気なうちに触れ慣れておくこと(肩を揉むとか)」。
できるんだろうか。勇気を持って怯まず飛び込むしかないんだろうな…。
自己肯定感についても考えさせられる場面もありました。自分の話ですみませんが、私は手を動かしつくること以外何も取り柄がないと常々感じていて、そんな私から、つくることを取り去り、何もないただの私になったら、何が私を支えてくれるだろう。
などなど。
社子屋の企画運営担当の私ですが、上記のような人間で、なんとかやっていることと言えば、発案して、講師の力を借りて企画ができて、限りある告知をして、場所を確保する位。場づくりやファシリテーションができるわけでもなく、いつもすてきな場をつくってくださるのは講師とご参加の皆様と、このブックワームなどの空間の力で、感謝しかありません。
今回もすてきな方々にお集まりいただき、すてきな場と時間をありがとうございました。